手話カフェ「UD Cafe & Bar -te to te-」誕生秘話

「バイトに受からない…」ろう学生に成功体験を!

平塚市には、神奈川の県立学校では県内唯一のろう学校があり、当ダンススタジオ「UD DANCE SCHOOL」の生徒も数多く通学しています。2022年の夏、聴覚に障がいのある高校生が悩みを打ち明けたことでプロジェクトがスタートしました。

「アルバイトに受からないんです・・・」

代表の北村が詳しく聞いてみると、アルバイトの面接を受けても12回連続で断られてしまっていると言うのです。社会的には一定の障がい者雇用が義務化されるように変わったものの、雇用形態によっては、まだまだ事業者の受け入れ態勢が整備されていないことも多いという現実がありました。

人気YouTubeチャンネル「令和の虎」から資金を調達

「聞こえない学生でもアルバイトに困らない環境を作りたい」と考えた代表の北村は、人気YouTubeチャンネル「令和の虎」の 『Tiger Funding』という企画で、手話カフェ開業の事業計画をプレゼンし、審査員の投資家より完全ALL(希望金額全額の調達権利)を獲得。200万円の資金調達に成功しました。

TikTokで「100日後に耳の聞こえない学生のアルバイト先を作る」プロジェクトを開始!

2022年12月1日からは、100日間に渡ってカフェOPENまでの軌跡をTikTokで発信しました。カフェのロゴデザイン募集には50作品以上のエントリーがあり、ロゴ決定選挙の応募総数691票!
結果、Üd cafe te to teのロゴはこちらのデザインに決まりました。

初代「Üd cafe tetote」オープンから「手話カフェ「UD Cafe & Bar -te to te-」」独立移転へ

2024年初めに、ろうスタッフ謳歌が「自分のような聞こえない若者の働き口を更に増やしたい」と発信したインスタグラムが大反響となりました。
2024年4月に雇用拡大と地域とのつながりの醸成に向けて、カフェから、カフェ&バーへのリニューアルするためのクラウドファンディングを実施。結果、目標金額を超える400万円のご支援をいただき、平塚駅前に店舗を移転することができました。

手話×エンターテイメント×カフェで聴覚障がい者の学生がアルバイトに困らずボーダーレスに人と人が繋がる場所へ

手話カフェ「UD Cafe & Bar -te to te-」で働く従業員は、「UD DANCE SCHOOL」に通う聴覚に障がいのある若者が中心。フードデリバリーX kitchenの人気メニューを店内で注文することができます。利用者の方々へ飲食やダンスをきっかけに手話に触れていただくことで、聴覚障がい者への理解を深め、地域の活性化を図ります

手話カフェ「UD Cafe & Bar -te to te-」


手話ができない方でもお気軽に足を運んでいただければ幸いです。

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